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2025.06

06

お店やオフィスを理想に!内装解体の費用、まるわかりガイド

こんにちは!霧島・姶良・鹿児島全域・都城の解体工事業者、解体専門店のコラム担当です。

内装解体工事は、新しいお店を開いたり、オフィスを改装したりする際に避けて通れない工程です。「どんな費用がかかるの?」「予算内で工事を進めるには?」といった疑問や不安を抱える方も少なくないでしょう。

この記事では、内装解体工事の費用相場内訳、そして予算オーバーを防ぐためのポイントを、初心者の方にも分かりやすく解説します。


内装解体工事とは?「スケルトン」と「原状回復」の違い

内装解体工事には、大きく分けて2つのパターンがあります。

1.スケルトン解体

     建物の構造体だけを残し、壁や天井、床などの内装、配管や配線などの設備(を全て撤去する工事です。例えるなら、建物を骨組みだけの状態に戻すイメージです。

    • こんな時に必要

    新しいお店やオフィスをゼロから作り上げたい場合や、前のテナントの設備を全て取り払い、自由なレイアウトにしたい時など。

    2.原状回復工事

    賃貸物件を退去する際に、借りた時の状態に戻す工事です。内装を撤去するだけでなく、クロスや床の張り替え、設備の修理なども含まれます

    • こんな時に必要

      オフィスや店舗を借りていた方が、契約期間終了で退去する時や、賃貸借契約で「原状回復義務」が定められている場合など。

      どちらも「解体」という言葉が含まれますが、その範囲や目的が異なります。特に、原状回復工事は契約内容によって範囲が大きく変わるため、事前に確認することが重要です。


      内装解体工事の費用相場:建物の種類と広さがカギ

      内装解体工事の費用は、建物の種類(木造、鉄骨造、RC造など)、広さ(坪数)、解体範囲によって大きく変動します。ここでは、一般的な費用相場を坪単価の目安で比較します。

      建物の種類・構造坪単価の目安30坪の解体費用目安
      木造坪3万円~4万円90万円~120万円
      鉄骨造(S造)坪4万円~6万円120万円~180万円
      鉄筋コンクリート造(RC造)坪6万円~8万円180万円~240万円

      坪単価とは、1坪(約3.3平方メートル)あたりにかかる内装解体費用のことです。 例えば、30坪の木造物件で内装解体をする場合、費用は90万円から120万円程度が目安となります。

      なぜ構造によって費用が変わるの?

      建物の構造によって、壁や床に使われている素材が異なるため、解体の難易度や必要な手間が変わってきます。

      • 木造

      比較的やわらかい素材が多いため、解体しやすい傾向にあります。

      • 鉄骨造・鉄筋コンクリート造

      硬い素材が多く使われており、解体にはより頑丈な工具や時間が必要となるため、費用が高くなる傾向があります。


      予算オーバーを防ぐ!内装解体費用の詳しい内訳

      内装解体工事の費用は、単に「壊す費用だけ」ではありません。いくつかの項目が合わさって最終的な金額が決まります。内訳を理解することで、予期せぬ追加費用を減らし、予算オーバーを防ぐことができます。

      1. 解体工事費:メインの作業費用

      先ほどの坪単価の目安でご紹介した、壁や天井、床などを取り壊すための費用です。解体する範囲が広ければ広いほど、また、使用されている建材が硬ければ硬いほど費用は上がります。

      2. 廃棄物処分費:解体ゴミを処理する費用

      解体工事で発生した木材、石膏ボード、ガラス、金属などの大量のゴミを適切に処理するための費用です。廃棄物の種類や量、運び出しやすさによって費用が変わります。 内装解体費用の中で、この廃棄物処分費が占める割合は意外と高く、見落とされがちですが重要な項目です。

      3. 養生・運搬費:安全と効率のための費用

      • 養生費

      工事中にホコリや破片が飛び散るのを防ぐために、周囲をシートなどで覆う費用です。特に、マンションや商業ビルなど、他のテナントや住民がいる場所での工事では、厳重な養生が必要となり費用も高くなることがあります。

      • 運搬費

      解体で出たゴミをトラックに積み込み、処分場まで運ぶための費用です。現場から処分場までの距離や、トラックの大きさによって変わります。

      4. 諸経費:見落としがちなその他の費用

      • 人件費

       作業員の賃金です。作業期間や人数によって変動します。

      • 管理費・現場経費

      現場の管理費用や、事務手続きにかかる費用などです。

      • 重機使用料

      重機を使って解体を行う場合の費用です。

      • 近隣対策費

      マンションや商業施設などでの工事は、近隣への説明や対策にかかる費用が含まれることがあります。


      予算オーバーを防ぐための重要チェックポイント

      内装解体工事をスムーズに進め、予算内で完了させるためには、いくつかのポイントがあります。

      • 複数業者から見積もりを取る

      1社だけでなく、必ず複数の解体業者から見積もりを取りましょう。各社の見積もり内容を比較することで相場が把握でき、適正な価格かどうかを判断できます。見積書には、各項目の費用が具体的に記載されているか、追加費用の可能性がないかなどを細かく確認しましょう。

      • 解体範囲を明確にする

      「どこまで解体するのか」「残しておくものは何か」を事前に明確にし、業者としっかり共有しましょう。曖昧なまま進めると、後から追加費用が発生したり、不要な部分まで壊してしまったりする原因になります。図面や写真を使って具体的に説明すると良いでしょう。

      • 残置物の有無を確認する

       工事前の物件内に、不要な家具や備品が残されていないかを確認しましょう。もし残っている場合、その撤去費用が追加で発生します。可能な限り自分で処分しておくことで、費用を抑えられます。

      • アスベストの有無を調査する

       築年数が古い建物の場合、アスベスト(石綿)が使用されている可能性があります。アスベストが含まれていると、専門業者による事前の調査にくわえ、もし発見された場合の特別な除去作業が必要となり、費用が大幅に上がります。契約前に必ず確認し、調査費用や除去費用が含まれているかを明確にしましょう。


      まとめ:計画的な内装解体が成功の鍵

      内装解体工事は、新しいスタートを切るための大切なステップです。費用相場や内訳を理解し、事前にしっかり計画を立てることで、予期せぬ出費を抑え、スムーズに工事を進めることができます。

      この記事でご紹介したポイントを参考に、あなたの内装解体工事が成功することを願っています。まずは、信頼できる解体業者に相談し、具体的な見積もりを取ることから始めてみてはいかがでしょうか?

      解体工事に関する疑問や不安をお持ちでしたら、国分ハウジンググループ 解体専門店までお気軽にご相談ください。

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