COLUMN
解体コラム
2025.05
22
解体とライフライン撤去手続き:スムーズに進めるための基礎知識

こんにちは!霧島・姶良・鹿児島全域・都城の解体工事業者、解体専門店のコラム担当です。
建物の解体工事は、新たなスタートを切るための重要なステップです。しかし、解体工事をスムーズに進めるためには、電気・ガス・水道といったライフラインの撤去手続きが不可欠となります。これらの手続きを怠ると、工事の遅延や予期せぬトラブルにつながる可能性があります。この記事では、解体工事と並行して行うべきライフラインの撤去手続きについて、その流れと注意点を解説します。
なぜライフラインの撤去が必要なのか
解体工事前にライフラインの撤去が必要な理由は、主に以下の3点です。
- 安全性の確保: 電気やガスが通ったまま解体作業を行うと、感電やガス漏れといった重大な事故につながる危険性があります。作業員の安全を確保するためにも、事前の撤去は必須です。
- 工事の円滑な進行: 建物内にライフラインが残っていると、解体作業の妨げになることがあります。撤去を済ませておくことで、スムーズかつ効率的な工事が可能になります。
- 不要な費用の発生防止: ライフラインが残った状態で解体工事を進めると、撤去費用が追加で発生する場合があります。事前に手続きを行うことで、余計なコストを抑えることができます。
電気の撤去手続き
電気の撤去手続きは、地域の電力会社によって異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。
- 電力会社への連絡: 解体工事の日程が決まったら、速やかに契約している電力会社に連絡し、電気の停止と撤去の依頼を行います。電話やインターネットで手続きできる場合が多いです。
- 撤去日の調整: 電力会社と立ち会いが必要かどうかを確認し、撤去の日程を調整します。解体工事の開始日よりも前に撤去が完了するようにスケジュールを組みましょう。
- メーターの撤去: 約束の日時に電力会社の担当者が訪問し、電気メーターの撤去作業を行います。立ち会いが必要な場合は、忘れずに対応しましょう。
- 料金の精算: 後日、電気料金の最終精算が行われます。口座振替や振込など、電力会社の指示に従って支払います。
注意点: 契約者本人からの連絡が必要となる場合や、身分証明書の提示を求められることがあります。事前に電力会社のウェブサイトや電話で確認しておくとスムーズです。
ガスの撤去手続き
ガスの撤去手続きも、契約しているガス会社によって異なります。主に都市ガスとプロパンガスで手続きが異なる点に注意が必要です。
都市ガスの場合
- ガス会社への連絡: 解体工事の日程が決まり次第、契約している都市ガス会社に連絡し、ガスの停止と撤去の依頼を行います。
- 撤去日の調整と立ち会い: ガス会社の担当者と撤去の日程を調整します。都市ガスの場合は、閉栓作業やメーターの撤去に立ち会いが必要となることが多いです。
- 閉栓・撤去作業: 約束の日時にガス会社の担当者が訪問し、ガスの閉栓作業とメーターの撤去を行います。
- 料金の精算: 後日、ガス料金の最終精算が行われます。
プロパンガスの場合
- ガス会社への連絡: 契約しているプロパンガス会社に連絡し、ガスの停止とボンベの撤去を依頼します。
- 撤去日の調整: プロパンガス会社と撤去の日程を調整します。
- ボンベ・設備の撤去: 約束の日時にガス会社の担当者が訪問し、ガスボンベや関連設備の撤去を行います。
- 料金の精算: ガス会社との契約内容に基づき、料金の精算を行います。
注意点: 都市ガス、プロパンガスともに、安全管理上、立ち会いが必要となる場合が多いです。また、プロパンガスの場合は、ボンベの所有権や契約内容によって手続きが異なることがあるため、事前にガス会社に詳細を確認しましょう。
水道の撤去手続き
水道の撤去手続きは、地域の水道局や自治体の水道課が行います。
- 水道局・水道課への連絡: 解体工事の日程が決まったら、管轄の水道局または自治体の水道課に連絡し、水道の停止とメーターの撤去を依頼します。
- 停止・撤去日の調整: 水道局・水道課の担当者と日程を調整します。立ち会いが必要かどうかは地域によって異なります。
- メーターの撤去・閉栓: 約束の日時に担当者が訪問し、水道メーターの撤去と給水管の閉栓作業を行います。
- 料金の精算: 後日、水道料金の最終精算が行われます。
注意点: 水道の閉栓位置によっては、解体工事の際に支障となる場合があります。事前に水道局・水道課の担当者と相談し、適切な位置で閉栓してもらうようにしましょう。また、解体後の土地利用計画によっては、水道管の引き込み位置などを考慮する必要がある場合があります。
手続きをスムーズに進めるためのポイント
ライフラインの撤去手続きをスムーズに進めるためには、以下の点に注意しましょう。
- 早めの連絡: 解体工事の日程が決まり次第、できるだけ早く各会社・機関に連絡しましょう。特に繁忙期などは、手続きに時間がかかる場合があります。
- 必要書類の準備: 契約者名義、住所、連絡先、解体工事の予定日など、連絡の際に必要な情報を事前に整理しておきましょう。
- 立ち会いの確認: 各手続きで立ち会いが必要かどうかを確認し、スケジュールを調整しましょう。
- 解体業者との連携: 解体業者にライフラインの手続きについて相談したり、連携を取りながら進めることで、よりスムーズな手続きが期待できます。
まとめ
解体工事におけるライフラインの撤去手続きは、安全かつ円滑な工事を進める上で非常に重要です。電気・ガス・水道それぞれの手続きの流れを理解し、早めに各会社・機関に連絡を取ることが大切です。この記事を参考に、余裕をもって手続きを進め、スムーズな解体工事を実現しましょう。
解体工事に関する疑問や不安をお持ちでしたら、国分ハウジンググループ 解体専門店までお気軽にご相談ください。
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